富士山3年目

ついに三部作の最終作です。
まぁ読んでくれる人が結構いるみたいなので、時間があれば加筆してますが、途中途中に変な文脈があるのは新年と言うことでご理解ください♪

ちなみに決してヒマではないです笑

さて、ついに3年目。
今回はみんなもさすがにツラさを知っていて、アタックしようかどうか悩むシリアスな展開でしたので、私から
「今年で登れても登れなくても最後にしよう。だから後悔しない為にも今まで経験を活かして挑戦しよう!」
「わたしは部活してるから体力に自信あるし、登ってみせる!」
「オレは今までも平気だったからいけるよ♪」ちなみに(オレ)のイントネーションは全て(オ)がアクセントです。
「オレも大きくなったし、もう戻りたいとか言わないよ!夏休みの思い出に書きたいし」
心は決まりました!
まぁ乗せただけです…自分の子供なんで乗せるの余裕です笑

なので気持ちを上げるために息子達と養老の滝を見に行ったり、休みの日は近所五キロくらい歩いたりしましたし、到着は前回と同じ夕方に着いて朝の始発のシャトルバスでアタックする作戦で挑みました!

さて、8月1日朝。出発!
夕方の5時には銭湯にも行って水ヶ塚公園に無事に到着。夜の8時くらいまでまったりDVDもみんなで見て、トイレも行って就寝。
万全な状態で朝の4時に起床。子供達も自然に5時には起きて、始発のシャトルバスで五合目に移動し、アタック開始です。
六合目に到着し、明るくなるはずが…今年も強敵の濃霧がやって来ました。
寒いし、風も強いし、大変です。
ですが、事前に富士山周りの天気もチェック済みで、午前霧が出て、午後には快晴の予報をみんなでシェアしていたので、ゆっくりゆっくり登って体をならしました。
ちなみに去年から前日に水ヶ塚公園にいるのもプチ高地順応です♪
と言うわけで、もうすぐ晴れると信じ、少し寒いけど、まだ動けると言いながら新七合目まで来ました。
今回は次男も頑張って登ってます。下の写真は新七合目あと少しのところです。
この後、晴れていきます。
見ての通り、酸素ボンベもフル活用ですが、次男はここから苦難の登山でした。
上の写真は八合目…死んでます。
今回は、
お姉ちゃんは部活していたので、結構元気。
長男は今までで一番体調悪いけど、オレは登る!最後にやめるは嫌だ!
次男は降りるは言わない…けど一昨年はほぼおんぶ。去年は八合目でもう十分、帰りたい!でしたが、上みたいな状態でも「30分横になったらオレ行ける」
私が兄弟の荷物を持って、アタックし続けました。
目の前に次の九合目、九合五勺目が見えるのに、遠いったらありゃしない。
ここで私達を救ってくれたのが歌でした♪みんなで歌える歌を歌うのですが、
しんどい時は分かりやすい歌が良いんです。アニメとかでそんな話があったなと思ってやってみたのですが…
気が紛れる!
ポジティブな歌だと頭にスーっと入る♪
呼吸も意識的にする!
みんなで歌ってましたよ
日曜朝9時にやってるファントミラージュの
主題歌『ダイジョウブ』byGirls2(2は2乗の小さいやつ)
を!
誰が歌い出したのか分かりませんが、他の歌と違って耳にしっくりきましたね笑
後からみんなあの歌のおかげで登れたと言ってます。
そして最後の休憩場所の九合五勺目。
天気も晴れて、気温も上がり薄着になっても良いくらいの天候になり、上に見える鳥居が頂上付近だよ♪
次男「行こう!おトン」
長男「オレも荷物持てるよ!」
娘「テンション上がる~♪」
ここからも約一時間かかりましたが、テンションが勝りましたね。
精神力はやはり大事です。
入道雲が真横にあるのも、子供達は見れるくらい余裕がありました♪
そして…

ついに、

ついに、

苦節3年の山頂です♪
普通ならここでエンドロールが流れるハッピーエンドなのですが…
上の写真を見てもらえると分かると思いますが、影が長くなっています。
山頂到着時4時40分!
シャトルバスの最終が8時30分くらい。
行きは五合目から山頂まで約10時間!
つまり上の写真は余裕っぽいですが、実はメチャクチャ焦っていて、一番上の鳥居の写真は外国の人達に、上の写真は今日は山頂で泊まると言う大学生を掴まえて、写真撮ってと頼んで、私は頂上でバスの時間やら日の入りの時間の確認をして、子供達が大学生のお兄さんお姉さんにスゴいねと誉められたり、一緒に写真撮ったり、外国の人で写真を頼めずにいる人に声をかけて撮ってあげたりしてる有意義な時間は5時迄にしました。なので頂上なのに人が居ないのです。

そして子供達に、
①シャトルバスの最終が8時30分で行きの3分の1で下山しなければいけない事。
②シャトルバスの往復切符買ってるからお金を車に置いてきてる事
③日の入りが午後の7時くらいで7時30分には真っ暗になる。前回みたいにヘッドライトがないからスマホのライト機能しかない。で、スマホは3台(娘1私2)あるけど、私の写真用の旧スマホは電源すぐに落ちる。娘のスマホは20%私のスマホは50%それがなくなれば、降りるのが危険。
④山小屋は当日は泊まれないし、お金もないから最悪下山できれば、タクシーの人にお願いして公園に到着してからお金を取りに行って支払う。

みんなゴクリ!
と喉の音がマンガの様に聞こえてきそうでした。
でもみんな、往復切符がもったいないから早く下りて帰ろうと笑顔で答えてくれました。

そうと決まればここには用はない!

とばかりに、ダウンヒルが始まります。
荷物は全て私が持ち、先頭で転びにくい場所を確認しながら、障害物を乗り越えるパルクールの様な気持ちでどんどん下ります。
順番は前からおトン、次男、娘、長男の順番です!
下りるのは気分的には楽ですし、酸素も濃くなるので心肺的にも意識や酸欠にも誰もならなかったのですが…
とにかく脚にくる!
46歳体力自慢のおっさんには今までで一番キツかった。
膝や足首、股関節が痛い!北斗神拳の秘孔を突かれて破裂するんじゃないかと頭でずっと本気で考えてました。私は足が左利きなので左脚がヤバかったです。
で、元祖七合目に7時前、新七合目に7時30分、夕焼けから小焼け(日の入り後の明るい状態)も過ぎ、ついに暗闇になってしまいました…星がキレイと3人は空を見上げて喜んでましたが、私は光がない状態で駆け下りれないし、子供達も足の負担は大きいだろうし、私自身がスマホ片手に子供達の足場を確保して下りれるのか?と焦りました。
本当に一気に考えたと思います。
下りる決断をしたのは、できたのは、山頂の大学生と何気ない会話の中で、自分達が先発隊で、本隊が8時から山頂御来光で出発すると言ってた事、また新七合目にいた登りの小隊が五合目にたくさんの若い人達が居たと教えてくれた事。
「スマホライトをつけて下りよう!」
「電池大丈夫?」
「大丈夫だよ!」
そして六合目の途中まで足を滑らしたり、滑った弾みでスマホを落としそうになって右肩を思いっきり岩にぶつけたりして娘に心配かけさせたりしましたが、
次男が下を指差して
「おトン!ヘビみたいな明かりがスゴいよ!」
賭けに勝ちました。
100人以上の人達がみんなヘッドライト着けて登ってきたのです!暗闇に射し込む光の眩しさといったら…上から下りてくる私達の足元を照らしてくれて、
「お疲れさま~」
「あと少しだよ~」
「小さいのに頑張ったね~」
子供達も嬉しそうに
「ありがとうございます♪」
「気をつけてください♪」
「オレ頂上見たよ♪」
と答えてました。
学生の本隊は50人くらいで、山頂御来光組が一緒に登ってるみたいでした。
なので、そこから六合目までライトは不要でしたし、六合目から五合目は急勾配じゃなくなって砂利が多く砂走りで4人で手を繋いで下りれるくらいでしたし、スマホの電池も20%はありました。
シャトルバスも最終ギリギリでしたが間に合って公園駐車場まで戻ってこれました。

9時30分ごろ公園を出たので昨年まで行ってた銭湯が間に合わず、富士宮市街地の銭湯に入って、23時にやってるファミレスで食べて、子供達は高速のサービスエリアまで行く前に狭いのに娘、次男、長男の川の字で寝てました。私もサービスエリアについて直ぐに寝ました。
それで起きてから昨日の富士山話や今日は何処によって帰るとか、奥さんやおばあちゃんに富士山登ったよって嬉しそうに話したり、夏休みの日記に書いている姿を見て、
富士山何度も挑戦して、諦めずに登って良かったと思いました。

ちなみに、今年は登りません!
登ってみるかと思えることがあれば…
あるわけがない!

かなり長文で疲れましたが、スカイハイの何かの役にはたつのではないかと思い書かせてもらいました!
長男が昨日までの読んで笑いながら覚えてると次男と娘と富士山話をしてました。

ツラい事って乗り越えると自分への自信と共有する仲間とのネタになるんですよね。

スカイハイのジュニアメンバーもソフトテニスと勉強とその他の時間で大変だとは思うけど、乗り越えた先には自分達へのギフトがあるんだよ。信じて頑張ってください!

明日の夜の体育館みんな初打ちに来るのかな(^.^)

SkyHigh

愛知県稲沢市の ソフトテニスクラブです。 クラブ名であるSkyHigh(スカイハイ) という名前の由来は、 目標や気持ちに 上限を決めないように、 空高く、心豊かになってほしい という意味です。