まばたきもせずに

続きです。
前衛は、ボールにさわる回数は少ないはずなのに中学生の試合でも後衛と同じくらい存在を感じます。
特に前衛でプレーが終わる事が多い試合は前衛がとても目立ちます。
私は学生時代において、前衛の本分はソコにあると思います。

だから、味方の後衛が自信がないとき、流れが悪いとき、アタックボレーを決めてやる。
もし決めれなくてもボールに当たって死ぬわけではないので、恐れず怖がらず全身で止める!みたいな覚悟で相手に聞こえる声で「アタック打たせれば良い」と後衛に笑って「さぁ来い!」と相手を見て構え相手は打つつもりが無かったとしても打たないと逃げてる様な錯覚をコート上や見てる人達にさせる…。
字で書くとイヤな奴です。
他にも、学生の頃は「たぶん取れない」と分かっててもそのまま抜かれたら流れが悪くなると横っ飛びした事も何十回とあります(((^^;)
何十回も横っ飛びして止めたのは数回しかないです。

「おおっ」驚きの声の後に「クスクス」と周りから嘲笑が聞こえてきます。
私は太ももとか擦り傷で痛いです。
「キャップあれはとれんわ」
「だろーな」
「めっちゃ笑われてるし」
「だけど相手のペアは本気で笑ってねーよ」
「次、ダブルセカンドにしてくれるか?」
「良いけど…止めて驚かせろよ」
「ぜってー決める!」

審判「カウント2オール」

「さぁ来い!こっち来い!」
観客「おい、後衛セカンド打つぞ」
相手のポジションにつくまでの動き、表情、視線、フォーム…アタックは打ってこない!
「そっちじゃない!」
とクロスへの普通のレシーブに、セカンドなのにランニングボレーを普通に決める。
打つ前に相手がアタックしてくるか逃げるか、逃げる場合私に絶対さわられたくないのでロブはない。選択肢が少なくなればなるほどどんなボールでもとりやすくなる。
こうなると誰も私を笑ったりしません。
仲間達が飛び上がって喜んでる。
知らない人に笑われても、仲間の心が震えるなら…あの頃はそんな気持ちでした。
だから学生時代は前衛が好きなんです。

ちなみに正クロスのアタックは止めて決めるコツがありました。

これは秘密かまた別のタイミングで。

二期のメンバーが先週大会だったらしく、今週の結果で上の大会に行けるそうです。
同じ時期の一期のメンバーと比べると、二期のメンバーの方が少し上手いと思います。
ですが、気持ちや覚悟は一期のメンバーがかなり上です。

上に勝ち上がっていくには自分だけではなく、ペアやチームのみんながポジティブに思える状態が大事なんだよ、と言うお話でした!

SkyHigh

愛知県稲沢市の ソフトテニスクラブです。 クラブ名であるSkyHigh(スカイハイ) という名前の由来は、 目標や気持ちに 上限を決めないように、 空高く、心豊かになってほしい という意味です。