ひとつの物語のフィナーレ
仕事から帰ってきたら娘に
「おとん、明日の試合観に来てよ」
「何で観に行かないといけないんだ?先生や関係者の人達に気を遣わしたくないから別に行かなくても良いよ」
「おとん…私、明日が高校の現役最後の大会になるかもしれないから」
「見せたいのか」
「ちゃんと公式戦で試合してるところ中学生の最初の頃しか観たことないでしょ」
「……ヘタな頃か」
「明日はユウナと組むから」
「じゃあ負けんだろ」
「二人で試合してるところ観たことないでしょ。次に観れるかどうかなんて分からないんだから…」
「そうだな。娘と従姉妹の公式戦、観たことないな」
「じゃあ、観に来てくれる」
「あぁ」
「ついでに乗せてってくれる?」
「良いよ」
「おとんが乗せてってくれるって。ユウナとルナも乗って行けるよ♪」
本命は足になることか!
で、高校の同学年3人と奥さんを乗せて足になりました。
まぁスカイハイの他の高校生メンバーも3人出てるのでよかったんですけどね。
結局、二人は強かった。
この日はベスト4を、決めるまでだったのですが、全ての試合を4-0で完封勝ちしました。
危ないところもなく、二人とも調子が前日まで悪いと言ってましたが、どこがだよっ!
ってツッコミ入れたくなるほど、負けない、横綱相撲の様な試合展開でした。
逆に俺は何で今日来たんだ?やっぱり足に利用されただけか?
そう思ってしまうほど二人は強かったです。
ただ、この強さはスカイハイのおかげだなんて全く思ってないです。
強いて言うなら4番目ですね。
3番目は高校の環境
2番目は高校での先生や色んな方の指導
1番目は本人の意志
4番目なのは間違いないと思ってます。
ただ、この4番目が他の人との大きな「差」になってると思います。
初心者が努力している、楽しそうに練習もゲームもしてる姿を、自分達にもあった原点の姿をいつも見てる。
悩みや不安、時にはスランプや高校で練習するのもイヤな時もあったかもしれない。あったと思います。
そんな時もスカイハイにくれば笑える時や自分達よりも壁に当たってる年下のメンバーや少し前に出来なかった事が出来ているメンバー、着眼点の違うアドバイスをくれるコーチ達。
そして無駄に精神論を言う代表である私。
今日、試合をちゃんと観戦して感じたのは、
上手くなったなよりも、強くなったなでした。
人間として、一人の女性として成長したなって思いました。
だって、後輩達や他の高校の子達に偉そうにアドバイスしてるんだもん。
と言うわけで、彼女達の公式戦最後は県大会に持ち越しになりました。
そして娘と従姉妹以外の高校生メンバーは3人とも別の高校で3人ともベスト8決めで負けて、県大会に出るにはベスト8決めで負けた8チームによる敗者復活戦で勝てば出れるのですが、まさかのメンバー同士の対決で一人は県大会に出て、後の二人は負けてしまいました。
8決めに出れるだけ頑張ったし惜しかったですが、次は勝ちたいと思ったんではないでしょうか。
次は中学生の番です。
みんなの物語の節目が来ようとしています。
ハッピーエンドにしてあげたいですね。
追記。
予告通り、第5期のメンバーを募集する予定です。
このブログで告知します
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